「古いプリンターを処分したいけれど、どうやって捨てればいいかわからない」「子育てで忙しく、なかなか処分の手続きができない」とお困りではありませんか?
プリンターは小型家電リサイクル法の対象製品であり、サイズによって処分方法が異なります。また、インクカートリッジは本体とは別に処分する必要があるなど、注意すべき点もいくつかあります。しかし、大阪市では複数の処分方法が用意されており、ご自身の状況に合わせて最適な方法を選択できます。
本記事では、大阪市でプリンターを処分する8つの方法を詳しく解説します。それぞれの費用相場や手続き方法、さらには注意点まで網羅的にご紹介するので、安全かつ適切に処分するための参考にしてください。
目次
大阪市でのプリンターの捨て方8選
大阪市でプリンターを処分する場合、主に以下の8つの方法があります。プリンターのサイズや状態、お急ぎ度に応じて最適な方法を選択しましょう。
- 粗大ゴミとして捨てる
- 不燃ゴミとして捨てる
- 処理施設に持ち込む
- 家電量販店の引き取りサービスを利用する
- フリマアプリに出品する
- おいくらやジモティーでリユースする
- リサイクルショップで売却する
- 不用品回収サービスを利用する
粗大ゴミとして捨てる
大阪市では、最も長い辺が30cm以上のプリンターは「粗大ゴミ」として分類されます。一般的な家庭用インクジェットプリンターや複合機の多くはこのサイズに該当するため、最も一般的な処分方法です。
粗大ゴミとして処分する際の手順は以下の通りです。
- 大阪市粗大ゴミ収集受付センターに申し込み(電話またはインターネット)
- 粗大ゴミ処理手数料券を購入(コンビニエンスストアなど)
- 手数料券に受付番号または氏名を記入してプリンターに貼り付け
- 指定日の朝8時までに指定場所へ出す
| 申し込み方法 | 連絡先・詳細 |
|---|---|
| 固定電話(無料) | 0120-79-0053 |
| 携帯電話(有料) | 06-6530-1530 |
| インターネット | 大阪市粗大ゴミ収集受付システム |
プリンターの処理手数料は幅・奥行・高さの合計によって決まります。一般的な家庭用プリンターであれば、合計が1.5m未満のものが多く、200~700円程度で処分できます。事前にインクカートリッジやトナーを取り外しておきましょう。
この方法のメリットは費用が安価であることですが、収集依頼から引き取りまで4〜5日程度かかるため、急いで処分したい場合には不向きです。また、指定場所まで自分で運び出す必要があります。
不燃ゴミとして捨てる
プリンターの最も長い辺が30cm未満の場合、普通ゴミ(不燃ゴミ)として処分できます。小型のモバイルプリンターやハガキサイズの写真プリンターなどが該当します。
この方法の最大のメリットは、処分費用が無料であることです。指定された収集日に、決められた場所に出すだけで処分が完了します。
また、大阪市では小型家電リサイクル法に基づき、一部の施設に小型家電回収ボックスを設置しています。回収ボックスの投入口は30cm×15cm程度のサイズとなっているため、小型のプリンターであれば、こちらを利用することも可能です。ただし、回収ボックスに入らない場合は、通常の不燃ゴミとして処分してください。
大阪市では、国の認定事業者であるリネットジャパンリサイクル株式会社と提携し、小型家電の宅配回収も行っています。パソコンと同梱する場合は無料ですが、プリンター単体の場合は有料となります。
処理施設に持ち込む
自家用車などで運搬できる場合、大阪市の清掃工場へ直接持ち込む方法があります。この方法は処分費用を大幅に抑えることができる経済的な選択肢です。
| お住まいの区 | 担当する処理施設 | 電話番号 |
|---|---|---|
| 北区・中央区・西区・港区・西淀川区・淀川区 | 西淀工場 | 06-6472-3000 |
| 福島区・此花区 | 舞洲工場(破砕設備有) | 06-6463-4153 |
| 天王寺区・東成区・生野区・阿倍野区・東住吉区・平野区 | 平野工場 | 06-6707-3753 |
| 都島区・東淀川区・旭区・城東区・鶴見区 | 東淀工場 | 06-6327-4541 |
| 大正区・浪速区・住之江区・住吉区・西成区 | 住之江工場 | 06-6686-8000 |
| (ほか工場の状況により持込みしていただく場合あり) | 八尾工場 | 072-923-4226 |
利用方法は以下の通りです。
- お住まいの区を担当する施設へ電話予約(平日9:00-12:00、13:00-17:00)
- 身分証明書を持参して指定日に搬入
- 現地で計量後、料金を支払い(10kgあたり90円)
プリンター1台程度であれば軽量なため、通常90円程度で処分できます。ただし、平日の限られた時間帯での受付となるため、お仕事をされている方や小さなお子様がいる方には利用しにくい面があります。
参考:ゴミの持込み(大阪市)
家電量販店の引き取りサービスを利用する
新しいプリンターの購入を検討している場合は、家電量販店の引き取りサービスが便利です。ヤマダ電機、エディオン、ケーズデンキ、ヨドバシカメラ、ジョーシンなど、多くの家電量販店でこのサービスを提供しています。
主要な家電量販店の回収費用は以下の通りです。
| 家電量販店 | 回収費用 | 備考 |
|---|---|---|
| ヤマダ電機 | 1,100円 | 店頭持ち込み。訪問回収は別途料金 |
| エディオン | 550円 | 3辺の和が120cm以内、10kg以下。直営店のみ |
| ケーズデンキ | 1,100円 | 店頭持ち込み。訪問回収は別途料金 |
| ヨドバシカメラ | 店頭1,100円、出張3,300円 | 3辺の和が150cm以内、20kg以内 |
| ジョーシン | 550円 | 家庭用プリンターのみ対象 |
※実際の情報と異なる場合がございます。詳しくは各店舗にお問い合わせください。
この方法のメリットは、新しいプリンターの購入と同時に古いプリンターを処分できることです。店舗スタッフが対応してくれるため、手続きも簡単です。ただし、店舗によっては新品購入時のみのサービスとなっている場合もあるため、事前に確認しておきましょう。
また、下取りキャンペーンを実施している店舗もあるため、購入前にチェックしてみることをおすすめします。
フリマアプリに出品する
まだ使用可能なプリンターであれば、メルカリやラクマなどのフリマアプリで売却できる可能性があります。特に有名メーカーの製品や状態の良いもの、購入から3年以内の比較的新しいものは、中古市場でも需要があります。
出品時のポイントは以下の通りです。
- 購入時期、メーカー、型番、機能などを詳細に記載
- 印刷枚数や使用頻度も含めて正直に状態を記載
- 複数角度から撮影し、印刷サンプルも提示
- 付属品の有無を明記(電源コード、USBケーブルなど)
プリンターの場合、梱包や配送に手間がかかるため、送料込みで価格設定する必要があります。また、配送中の破損を防ぐため、丁寧な梱包が求められます。小さなお子様がいる場合は、梱包作業や発送手続きの時間確保が難しいかもしれません。
必ずしも買い手がみつかるとは限らないため、処分期限が決まっている場合は他の方法も併せて検討しておくことをおすすめします。
おいくらやジモティーでリユースする
大阪市も推奨しているリユースサービスを活用する方法もあります。特にジモティーは大阪市と連携協定を結んでおり、地域密着型の譲渡が可能です。
ジモティーの特徴
- 利用料は完全無料
- 地域を限定した取引が可能
- 「無料であげます」から「○円で譲ります」まで価格設定が自由
- 相手が引き取りに来てくれることが多い
一方、「おいくら」は一括査定サービスで、複数のリサイクルショップの買取価格をまとめて比較できます。出張買取に対応している業者も多く、自宅から一歩も出ずに査定・引き取りを完了できる場合があります。
これらのサービスのメリットは、処分費用がかからないどころか収入になる可能性があることです。また、まだ使えるものを必要な人に譲ることで、環境にも優しい方法と言えます。
ただし、個人間取引となるため、引き渡し日時の調整や連絡のやりとりが必要になります。取引相手とのトラブルを避けるため、プリンターの状態は正確に伝えましょう。
リサイクルショップで売却する
状態の良いプリンターであれば、地域のリサイクルショップでの買い取りも期待できます。特に以下のような条件を満たすプリンターは買い取り対象になりやすいです。
買い取り対象になりやすいプリンターの特徴
- 製造から3年以内の比較的新しいもの
- 正常に動作し、印刷品質に問題がないもの
- 有名メーカー品(キヤノン、エプソン、ブラザー、HPなど)
- 付属品や取扱説明書が揃っているもの
査定前にはしっかりと清掃し、ヘッドクリーニングを行って印刷品質を確認しておきましょう。買い取り価格は新品価格の1~2割程度が相場ですが、状態や需要によって大きく変動します。
多くのリサイクルショップでは出張査定サービスを行っており、事前に電話で問い合わせれば自宅まで査定に来てもらえます。査定額に納得できれば、その場で現金化と引き取りを同時に行ってもらえるため、忙しい方には便利なサービスです。
不用品回収サービスを利用する
すぐに処分したい場合や、他の不用品と一緒に処分したい場合は、不用品回収サービスが最も便利です。特に引越し前の断捨離や大掃除の際に重宝します。
不用品回収サービスのメリット
- 自宅まで回収に来てくれる
- 土日や夜間も対応可能な業者が多い
- 他の不用品とまとめて回収できる
- 室内からの搬出もスタッフが対応
- 即日対応も可能
プリンター単体での回収料金は1,000~5,000円程度が相場ですが、他の不用品と一緒に回収を依頼することで、1点あたりの単価を抑えることができます。
業者選択の際は、大阪市から一般廃棄物収集運搬業の許可を取得した信頼できる業者を選ぶことが重要です。無許可の業者に依頼してトラブルになるケースもあるため注意しましょう。
【処分方法別】プリンターを捨てるときの費用相場
大阪市でプリンターを処分する際の費用は処分方法によって大きく異なります。予算と手間を考慮して最適な方法を選択しましょう。
▼廃棄処分
| 処分方法 | 料金 |
|---|---|
| 粗大ゴミとして処分する | 200~700円 |
| 不燃ゴミとして処分する | 無料(30cm未満のみ) |
| 処理施設に持ち込む | 10kgごとに90円(通常90円程度) |
| 家電量販店引き取りサービス | 550~3,300円程度 |
| 不用品回収業者に依頼 | 1,000~5,000円程度 |
▼売却・リユース
| 処分方法 | 料金 |
|---|---|
| リサイクルショップを利用する | 状態によって買い取り可能 |
| フリマアプリで販売する | 販売手数料・送料などが必要 |
| ジモティー・おいくらで譲渡 | 無料(むしろ収入の可能性) |
最も安価なのは処理施設への直接持ち込みや不燃ゴミとしての処分ですが、サイズや時間的な制約があります。確実かつ手間をかけずに処分したい場合は粗大ゴミとして出すのが無難でしょう。
子育て中で手間を省きたい場合や、土日しか時間が取れない場合は、多少費用がかかっても不用品回収サービスや家電量販店の引き取りサービスを検討することをおすすめします。
プリンターを処分する際の注意点
プリンターを安全に処分するため、以下の点に十分注意してください。
- 個人情報の削除・データ初期化
- インク・トナーの取り外し
- サイズ・分類の確認
個人情報の削除・データ初期化
処分前には必ずプリンター内部の個人情報を削除しましょう。最近のプリンターには、スキャンしたデータや印刷履歴を保存する機能が搭載されているものがあります。
確認すべきポイント
- SDカードやUSBメモリなどの記録媒体の取り外し
- プリンター内蔵のメモリやハードディスクの初期化
- 無線LAN設定やネットワーク情報の削除
- アドレス帳やファックス送信履歴の消去
特に複合機タイプのプリンターは、スキャンデータや送信履歴が残っている可能性があります。取扱説明書を確認し、工場出荷時の状態に戻す「初期化」を実行してから処分することをおすすめします。
データ消去の方法が分からない場合は、メーカーのサポートセンターに問い合わせるか、データ消去に対応した不用品回収業者に依頼しましょう。
インク・トナーの取り外し
プリンターを処分する際には、インクカートリッジやトナーカートリッジを必ず取り外してください。これらは本体とは別に処分する必要があります。
大阪市では、使用済みインクカートリッジのリサイクル回収を推進しています。回収方法は以下の通りです。
インクカートリッジの処分方法
- 拠点回収場所の回収ボックスに投入(区役所、区民センター、図書館など)
- 家電量販店の回収ボックスを利用
- 「インクカートリッジ里帰りプロジェクト」の回収箱を利用(郵便局など)
- 持ち込めない場合は「普通ゴミ」として処分
なお、里帰りプロジェクトの回収対象は、キヤノン、エプソン、ブラザー、HPの4社の純正カートリッジのみとなります。互換インクや詰め替えインクは対象外のため、普通ゴミとして処分してください。
トナーカートリッジは粉塵爆発の危険があるため、絶対に自治体のゴミとして処分してはいけません。メーカーの回収サービスを利用するか、家電量販店に相談しましょう。
サイズ・分類の確認
プリンターを処分する前に、必ずサイズを測定して正しい分類を確認しましょう。大阪市では、最も長い辺が30cmを超えるかどうかで処分方法が異なります。
確認方法
- プリンターの縦・横・高さを測定
- 最も長い辺が30cm以上なら粗大ゴミ
- 30cm未満なら不燃ゴミ
- 粗大ゴミの場合は3辺の合計も確認(手数料が変わる)
間違った方法で処分すると、収集してもらえない場合があります。特にトレイやカバーを開いた状態でサイズを測らないよう注意してください。閉じた状態での実寸を測定することが大切です。
また、業務用の大型プリンターや複合機は家庭ゴミとして処分できません。産業廃棄物として処理する必要があるため、専門の業者に依頼してください。
プリンターを買い替えるタイミングは?
プリンターには寿命があり、適切なタイミングで買い替えることで、トラブルを未然に防ぐことができます。以下のような症状が現れたら、買い替えを検討しましょう。
- 印刷できない・印字がかすれる
- 使用年数が5年を超えている
- 機種が古くWi-Fiやクラウドに対応していない
印刷できない・印字がかすれる
印刷品質に問題が出始めたら、買い替えのサインかもしれません。具体的には、以下のような症状がみられる場合です。
印刷トラブルの症状
- 印刷がかすれたり、色むらが出る
- 横線や縦線が入る
- 特定の色だけ出ない
- 白紙のまま排出される
- 印刷開始まで時間がかかる
これらの症状は、プリントヘッドの詰まりや劣化が原因であることが多いです。ヘッドクリーニングを2〜3回試しても改善しない場合は、ヘッド部分の摩耗や故障の可能性があります。
修理費用を確認してみて、新品のプリンターと同程度の金額がかかる場合は、買い替えを検討した方が良いでしょう。最近のプリンターは機能も向上しており、同じ価格帯でもより高性能な製品を購入できます。
使用年数が5年を超えている
プリンターの寿命は一般的に3〜5年程度とされています。これは多くのメーカーが想定している使用期間であり、サポート期間とも連動しています。
国税庁の定める減価償却資産の耐用年数も5年となっており、この期間を過ぎると修理用部品の在庫がなくなることも多いです。5年以上使用しているプリンターが故障した場合、修理したくても部品がなく修理不可能となるケースがあります。
また、印刷枚数も寿命の目安となります。家庭用インクジェットプリンターの場合、総印刷枚数が約2万枚に達すると寿命といわれています。月に300枚程度印刷する場合、約5年で2万枚に達する計算です。
使用年数と印刷枚数の両方を考慮し、いずれか早く到達した方が買い替えのタイミングとなります。
機種が古くWi-Fiやクラウドに対応していない
最近のプリンターは、Wi-Fi接続やスマートフォンからの直接印刷、クラウドサービスとの連携など、便利な機能が充実しています。古い機種を使い続けている場合、これらの機能が使えず不便を感じることがあるでしょう。
また、パソコンを買い替えた際に、古いプリンターのドライバーが新しいOSに対応していないケースがあります。メーカーのホームページで対応ドライバーが提供されていない場合は、プリンターの買い替えが必要です。
買い替えを検討する際の確認ポイント
- Wi-Fi接続機能の有無
- スマートフォンやタブレットからの印刷対応
- 自動両面印刷機能
- 液晶ディスプレイのみやすさ
- インクの価格とランニングコスト
最近のプリンターは低価格化が進んでおり、1〜2万円程度で高機能な製品を購入できます。便利な機能を活用することで、仕事や家庭での作業効率が向上するため、古い機種を使い続けるよりも買い替えた方がメリットが大きい場合があります。
大阪市でプリンターの捨て方にお困りなら城東衛生へ
本記事では、大阪市でのプリンターの処分方法について8つの方法を詳しく解説しました。それぞれの費用相場や注意点も含めて、安全かつ適切に処分するための情報をお伝えしました。
もし、プリンター以外にも処分したい不用品が複数ある場合や、お子様がいてお忙しい中ですぐに処分したい場合は、城東衛生にお任せください。城東衛生は大阪市から一般廃棄物収集運搬業許可を正式に取得している信頼できる不用品回収業者で、創業65年以上の豊富な実績があります。
子育て中のお忙しい時期には、プリンター以外にもさまざまな不用品が発生するものです。城東衛生なら、それらをまとめて効率的に回収・処分いたします。土日祝日も対応しており、エレベーターのない集合住宅での搬出作業も経験豊富なスタッフが安全に行います。
また、状態の良い製品については買い取りサービスも行っているため、処分費用を抑えることも可能です。見積もりは無料で承っておりますので、電話やメール、LINEにて、まずはお気軽にご相談ください。お客様のご都合に合わせて柔軟に対応いたします。